僕 |
町内に必ず一軒は喫茶店があるものですから日曜日の朝になると近所の人たちがゾロゾロと夏休みのラジオ体操のように集まってきたものです。
現在のカフェとは違って喫茶店というのは気取らなくて僕は好きです。
コーヒーに砂糖をスプーン3杯はあたりまえ。昼食を兼ねてオーダーするのはナポリタン、ミックスサンド、焼きうどん、オムライス。
そしてメニューの中でひと際ハイカラな雰囲気を出していたのは、
ピラフ のような 洋風チャーハン のようなものです。

「ピラフ」というものに初めて出会ったのも喫茶店です。
ですが僕が出会ったピラフはピラフという名で出ているチャーハンだったんだろうなって思います。
ピラフは米を炒めてから炊くそうです。それがピラフなんだと自慢げに話す友達がいたから覚えています。
もしそれが正しければこのレシピは明らかにチャーハンですね。
洋風チャーハンです。
◆洋風チャーハンのレシピ
材料2人前)ご飯2杯、ハムかソーセージ80g、卵2個、トマト1個、玉ねぎ1/2、セロリ少し、塩コショウ、固形コンソメの素1個、サラダ油大さじ2
1)玉ねぎみじん切り、ハムとセロリは少し粗いみじん切り、トマトは粗いみじん切りにしておく。固形コンソメはまな板の上で包丁でスライスするように切って顆粒にしておく。
2)フライパンを熱し、油をなじませる。玉ねぎにハムとセロリに続いてご飯を投入。ご飯は冷ご飯ならレンジで温めておくとほぐれやすい。
3)フライパンをあおりながら木べらでかき混ぜていく。塩コショウにコンソメ顆粒を加えて、味見です。トマトの半分を加えて火を止める。
4)お皿にチャーハンを盛り付けてトマトの残り半分を添えます。卵を溶いたものに牛乳(分量外)を大さじ2を入れて塩コショウしてバターを溶かしたフライパンで丸くまとめたものを2つ作り、上から卵をのせる。完成です。
ポイント:卵はオムレツの要領で強火でかき混ぜるとフワっと出来上がる。コンソメの素は僕はキューブしか買わない。なぜなら顆粒は湿って固まっちゃうんだもん。だからキューブを上のように包丁で削ぎ切りするのだ(←なぜかバカボンのパパ口調)
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![]() | チャーハンは当然ながら中華ですよね。中華っぽくならないように栗原はるみさんのように「卵のっけ」にして、素材にセロリ、トマト、そしてコンソメを使ったら立派に洋風になりました。フレンチレストランのまかないに出てきそうなメニューです。 |
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まったくもって冷蔵庫の残り物で出来た料理ですが、なんだか飽きない味だなぁと...。
ト |
僕は理系だったというのも手伝って、料理素材の特質にとっても興味があってどうして美味いのかを考えずにはいられない性分なのです、特に日本の家庭料理と中国の定番料理。素材と料理法にすべて理由があるんです。
肉じゃがとかブリ大根とかすごいと思うんです。
イカとセロリの炒め物とか鶏とカシューナッツとかも...。
どれもどっしりと地に根を下ろして、日本人の舌に味が染み込んでいる。そんな感じ。
子供の頃にあの床屋さんの向かいの喫茶店で食べたピラフは僕にとっての定番料理。
それが洋風チャーハンであっても僕のDNAに刻み込まれた味かもしれない。
えっへん、その辺のカフェで出てくる創作料理なんかじゃありません。

参加しています。

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歳がばれるけどあれは僕の子供の頃にはありませんでした。それに無い無いという話ばかりで申し訳ないのですがロウ細工メニューは僕の住んでいた愛知県の町内の喫茶店にはありませんでした。喫茶店にはあるメニューはたかが知れていてどこの喫茶店に行っても同じものが食えるというのが安心感がありました。だからロウ細工なんていらなかったのかも。
おっとくんと仲良く頑張ってください。
いろんなロウ細工メニューがあったじゃないですか!
あれのナポリタンのフォークが
宙に浮いていたことを思い出して
いました。
子供心に「なに、あれー!」って感じで。
いやいや、卵とフレッシュトマト。
これもまたすばらしい組み合わせですよね。
うちのおっとくんが大好きです

大阪で働いている友人から聞いたのですが美味しいランチが600円ぐらいで食べられるそうです。大阪恐るべし。
何を頼んでも美味しいというのもうなづけます。当時は料理に関する情報が今のようにあふれていませんでしたから、焼きうどんというだけでもハイカラな感じがしました。
卵をのっけたのは中華風にしたくなかったからです。卵もバターで。
コメントありがとうございます。
海外での暮らしの醍醐味はやっぱり日本食を工夫して調理するというところですよね。こちらではほとんどのものは手に入ります。ところが旬が無いのでスーパーに行っても料理のイマジネーションが沸かないんですよ。だからこちらの食材を使って工夫したりして。
今後ともよろしくお願いします

Cuisineさんのブログでそんなことを思い出しました(笑)
今思えば、素朴なお店と人が、ホッとさせてくれてたんだなぁって。
それに、何をたのんでも美味しかった。。。
おかげで当時を懐かしく思い出しました。
チャーハンっていうと、ポロポロ卵を具と一緒にっていうのしか作ったことありませんが、こんな風に存在感出すと、見た目がグッと美味しそうになりますね!
ピザトーストですか...僕の世代には無かったかも(涙)。冷凍のピザを温めて出してる店はありました。今考えるとなんてこと無いんですが、当時はすんごくハイカラでした、それだけで。
喫茶店は東海地方に行けばまだまだ健在です。いつまでも生き残ってほしいですね。スタバに負けるな!!
りぼんねこさん、お洒落なエッセイは前回で終わりですよ。今回は気取らない感じで行ってみたつもり。でも、たまにエッセイ風のにチャレンジして文章力を磨くつもりです。
喫茶店のミートスパ!!甘くなく苦みのあるミートソースが好きでした。MIXジュースもいいです。ミルクセーキも喫茶店から帰ってきて家で作った思い出が...

コーヒーチケットに柿の種におしぼり。喫茶店はノスタルジーです。
ああ、なつかし~。
大阪は喫茶店あるとは思うんですけど名古屋ほどじゃないかと思います。でも大阪は食べ物がどこに行っても美味しいから。うらやましい限りです。
セロリのシャキシャキ感、とっても興味があります・・・食べてみたいな(^ー^)
私の中の喫茶店と言えば、コーヒーフロートとピザトースト♪
あ~、懐かしいな・・・とっても美味しかったんですよ

今は、喫茶店って本当に見かけなくなりました・・・淋しい限りです(^^;)
私も子供の頃の日曜のお昼は、
家族揃って、喫茶店でミートスパとmixジュースでした★
そして、この洋風炒飯!
私の作る「インチキピラフ」と酷似していて笑ってしまいましたw
お洒落な写真とエッセイ風の語り口に惑わされますが、
まさしくこれぞ、我愛すべき、お気楽ピラフです(^^)
cuiseneさんも、こんな庶民的なものを作られるんですね。
ちょっと感動です♪
フレッシュトマトだなんて、私の大好きな味っぽいです^^
卵が乗ってるのが私のハートにずきゅん☆て感じですよ(笑)
冷蔵庫にあるものでぱぱっと出来るし今度やってみます♪
ちなみに私も喫茶店の洋食メニュー大好き☆
たまにすごーく食べたくなる懐かしの味ですね^o^
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