身体が欲する物を自分たちで料理をして食べたい時に食べる事が出来る幸福を感じている。
工事も半ばの桜の季節。いつもの仲間を呼んで花見酒をやろうという話になって日にちを決めたはいいが前日の午後まで業者が入り水周りの工事をしていたものだからパーティの準備が大変だった。
前日の夜から仕込みに取りかかり、掃除片付けをする妻と一緒にほとんど徹夜になってしまった。
鯛をおろして昆布〆にする。牛のほほ肉に焼き目をつけ香味野菜を炒める。鰹節を鷲づかみで鍋に放り込み出汁をひく。仕込みは小さなひと手間を積み重ねていくような感じだ。
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天むすを握る。鯛の昆布〆を削ぎ切りし、昆布の上にのせて大根おろしと万能ねぎを散らす。
気心の知れた仲間だからメニューの統一性は必要ない。カワハギの肝和えの次に中華の麺を出したこともある。パスタの次に雑炊を出したことも...。終わった後で美味かったという記憶が残れば僕はそれでいいのだ。
だからパーティの時はそんなひっちゃかめっちゃかなお品書きが出来上がるわけだが意識している事が2つだけある。
料理研究家がつくる「キムチを使った何々」とか「鶏肉の代わりにツナ缶を入れた何々」というようなものを見ると「それなりに美味しいけれど決してずば抜けて美味しくないんだろうなぁ」と思ってしまう。新しい切り口で安価な料理を作り続けなければいけない研究家の方々の事情はわかるが、どうも上滑りな感じがしてどっしり根を張った料理とは言えない。だから味にうるさい仲間との宴の一皿一皿には良い素材を使って当たり前の調理法で当たり前に美味しいという事をめざしている。変わった事をやってビックリしてもらうために招待したわけではないのだから。
もう一つはお酒とのマッチング。ビールを飲む事は稀で、いつも良質のワインと最上の日本酒が集まってくる。鯛の昆布じめには無論ビールも合うけれど、良い日本酒と一緒にいただく昆布じめは格別なもの。白ワインに合わせる?日本酒にはかなわないでしょ。順番に出す料理にあわせてワインの赤、白と日本酒を次から次へ切り替える。一皿一皿がキチンと美味くてそれに合わせたお酒を飲めばそれに勝るものはないと思う。
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白濁した東洋美人。庭にテーブルを出して猪鍋。
「和」のNさんがフランス産のホワイトアスパラガスを持ってきてくれた。Nさんの調理法を見ているととても勉強になる。根元を切り、薄皮をむいたらまずそれを茹でる。それで茹でる湯に捨てる野菜クズから出るダシと風味を染み出させるのだ。猪鍋に入れる葱はぶつ切りにしたら竹串に刺しコンロの火で軽く焦げ目が出るまであぶる。葱の旨みが凝縮し焦げが風味を出す。
真新しいキッチンは使っていて気持ちが良い。IHではなくガスのコンロにした。中華鍋をガッコンガッコンやりたいというのもあったが、上の葱のように料理によっては本当の火が必要なことがある。そして何よりも火加減が明るさと音でわかる。最近のフレンチシェフはIHが多いから逆にプロフェッショナルはすごいなぁと思う。
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紅玉のジュース。王林と紅玉。王林はとても甘い。
牛肉のほほ肉が手に入った。妻が某高級スーパーで予約してくれたのだ。2キロでンッ千円ぐらい。手をかけて煮込むと松坂の霜降り肉のステーキに勝る料理が出来る。
日本に帰ったら林檎ジュースを作ろうと心に決めていた。
「ふじ」は食べるリンゴ。ジュースにするなら酸味と甘みのバランスのとれた紅玉、そして甘味の王林。
紅玉は皮ごと削るとフォトのようにロゼワインのような素敵な色になる。
今日は久しぶりにレシピを...
紅玉のリンゴジュースの作り方
(2杯分)紅玉2個、塩、ジューサー(ミキサーではだめ)
1)ボールに水をはり、塩を小さじ1溶かす。
2)紅玉を良く洗い、皮のまま8等分して芯を抜く。ボールの塩水に30秒くゆらす。
3)ジューサーの刃に皮が当たるように皮を下にして削りおろしていく。
4)2、3分待つと上の層にアクのような白い部分(実の削れたもの)と下の層の果汁部分に分かれる。
5)注ぎ口にある白い部分を少しだけスプーンですくい取り、そのままゆっくりと茶漉しを通して別容器に移す。氷で冷やしていただく。
お酒を飲んだ翌日の朝にこんなロゼピンクの紅玉ジュースが品のいいワイングラスで出てきたらたまらない。
だけどリンゴは冬の果実だから旬も終わる。
夏になる前にブドウのジュースのレシピをやろうかな...
参加しています。

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でもおそらくきっとうまい酒と料理が食べたい。ただそれだけだと思います。ですがそんな理由でもいいのではと僕は思います。
宴(うたげ)というものはそれに歌が加わって、楽しければそれでいいのですから。ははは。
料理研究家の中でも好きな人と残念ながら好きじゃない人がいます。ですが、嫌いな人でもやっぱり僕よりは上手に料理するでしょうから批判はしたくないですね。いろいろ研究しているし。
一番すごいのは何といっても辰巳芳子さんという人です。そのお母さんは辰巳浜子という人で現在の家庭料理の基礎を作ったと言っても過言ではない、偉大な人です。そういう人の料理は一本、筋がびしっっと通っていて、普遍性があるんですなぁ。
見習いたいものです。
復活しました。今後もがんばりますのでよろしくお願いします。
いえいえ僕も庶民的なメニューが一番だと思ってます。うちのキッチンにカウンターテーブルがあるんです。一度やりたいのは肉じゃが、焼鳥、サラダ、もろきゅう、など、仕込みをしておいて紙でメニューを作って居酒屋ごっこ。
お酒も安いものばかりで。やってみたいです。
久し振りに拝見して私もお料理上手くなって
いつか素敵なパーティーが出来るようになりたいです。cuisineさんのお人柄を慕って素敵なお友達が集うのでしょうね。
実は、この記事アップされた日にも伺っていたのですが
あまりのレベルの高さに
「ウヘッ!」となってコメント残せずにいました。ゴメンナサイ。
今、こうして書いていても、やはり
私の作るインチキ東南アジア屋台料理」とは
役者が違う!と圧倒されます。
只、同じだなぁと感じたのは
>>料理研究家の〜
のくだり。
作らなくてはならなくて作ったお料理は
見ていても食べていても、心浮き立つ物が無い気がします。
ある程度のレベルの料理人が作った料理が美味しいのは当たり前のこと。
プラスアルファは、その料理人が如何に楽しく料理をしたか、
なのじゃないかしら?と思ったりしました。
何はともあれ、ブログ復帰おめでとうございます!
より美しい記事を楽しみにしていますね☆
長文乱文、失礼しましたm(__)m
ついに復活されましたね!
しかも復活されたとたんにパーリーですかぁ!
とても品のある料理と暮らしですね。
いつか下品に乱入したいものです(笑)
たまにしか見てなくて。
でも、また見れるから
よかった
ありがと。
がんばってね。
またCuisineさんのお料理が見れるのが嬉しい限りです♪
>気心の知れた仲間だからメニューの統一性は必要ない。
これには同感ですが、プロ並のお料理が次々と出てくる
Cuisine家のパーティーには思わずうっとりです(*´∀`*)
我が家なんて本当にお見せ出来ないような
ぐだぐだ・モロ庶民的な飲み会しか開催してませんから(笑)
はじまってすぐケーキ食べたり
シメにインスタントラーメン食べたり
これぞ「どんちゃん騒ぎ」の図です( ̄▽ ̄;)
りんごジュースもこだわりもって作れば
さぞおいしいジュースになるんだろうな。。。
いやはや、恐れ入りました<(_ _)>
まばぁばさんのブログおじゃましました。ダイエットすごい効果ですね。ゆっくり時間をかけてやったから健康的に痩せられたのでしょうね。僕もがんばらねば。
また、Cuisineさんのお料理が拝見出来て嬉しいです。
相変わらず、上質な大人向きの料理本を見るように、うっとりとしてしまいました。
私の舌ではとても追いつけそうにもありませんが、お友達になって、招待されたいな〜(^^;)
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